2012年01月08日

雑誌『メロディ』感想 : 2012年02月号-3

『秘密2010 END GAME ACT.8』感想です。
※単行本派の方は激しくネタバレなのでご注意下さい。

Melody (メロディ) 2012年 02月号 [雑誌]

PPPPP PPPPP
滝沢の携帯が鳴っています。左手で薪さんの喉元に銃を向けながら、右手で電話を取る滝沢。修羅場での電話応答、得意ですね。
「ええ 大丈夫です データは予定通り確認したあと処分ーーー」「え?」「何です?ーーーよく…」「告発サイト?」「まさか」「まさか……違います」「それはきっと何か別の」「…… ……」
薪さんの表情を見て、何が起こったか悟ったようです。電話の向こうでは何か叫んでいますが、そのまま携帯を閉じました。にんまり微笑む薪さん、銃口を掴みます。余裕の表情。カッコイイ〜、目が輝いてます。
「今 何て言われたか 当ててやろうか」「『今すぐ”ウィキ・リアル”を開いて その目で見てみろ マヌケ』」「そんなとこ?」
ドヤ顔〜。そして青ざめる滝沢。
「だから いちいち確認なんてしないで そのまま処分しとけば良かったのに」「人を信用しないからだよ 銃どけろよ」
まあ〜、いつになく乱暴な物言い。ま、部下ですし。薪さん、データを再生したらダイレクトに投稿されるように細工しておいたそうです。いつの間に!
「さすがに僕の専門外でプロにまかせたけどね」
宇野?いや、あの驚いた様子だと別の人ですか。
「マヌケなおまえは自分で流したんだよ その手で『カニバリズム事件』を世界中に!!」「今」「もう世界中の人間がPCの前であの画を見ている」「それでだれが甘ったるいって?」
きゃー、薪さん!悪役のような表情で点描の表現が怖いです。素敵すぎっ。
「え?滝沢!!」
ガッ
銃で殴られてしまいました。気を失い倒れる薪さん。たんこぶ出来たんじゃなかろうか。でも、これ、薪さんには想定内ですよね。

青木が地下鉄から出てきました。
(もう戻らない 秘密は洩れた ばら撒かれ散っていった 世界中に)
「この顔『チメンザール』のヒラル・アイだ!」「だってヒラル・アイの替玉説は随分前から言われたじゃないか。何年も前に殺されたたんじゃないか」
(秘密は「事件」に 人々の「記憶」に)
ちゃんと伏線回収した。

黒幕が話しています。
「映像が真実かどうかは問題ではない… 見た者が信じれば もうそれが『真実』になる…!」「”ヒラル・アイは軍事政権に惨殺されていた” これはもう覆らない」「ヘタを踏んだ滝沢は警視正と共に射殺しろ」
最初から殺すつもりだった癖に…SATに指示した人ですよね?あれ、ってことは、仙台と知ってるのに?
「秘匿性の高い他国との関係に悪影響が出る情報を故意に流したんだ」
(「記憶」は一つの「歴史」に 総てが「歴史」に)
「国家公務員法 守秘義務違反 不正アクセス禁止法違反 総ての責任を取る者が必要だ」
倒れている薪さんの横で画面を確認している滝沢。累計、17775326人視聴の文字。総てが終わったことを理解したようです。

「地下鉄南北線旭ヶ丘駅」「森林公園におこしのお客様は」
やはり仙台です。青木が女性にぶつかり、彼女の持っていた携帯を落とします。
「すいませんでした いそいでて ーーー壊れてませんか?」
「ありがとう ーーーこっちも歩きながら 動画見てて不注意で…」
深々とお辞儀をして走り去る青木。微笑む女性の携帯にはあの動画が…歩きながらこんなの見てるんだ。そして女性の背後にはハゲ。ハゲ、来てるー!青木を付けてきているよ〜〜〜!!!愛知に行ったんじゃないんだ。青木を付けてきた?全然撒けてないじゃん!

倒れている薪さんの上に馬乗り状態の滝沢。銃で薪さんを起こします。
「ホラ」
気付いた薪さんの右手にその銃を持たせました。
「持ってろ どうせ オレもお前も生きちゃ帰れん」
その銃を手からゴトっと落とす薪さん。
「死ぬのはかまわないが」
かまってくださいっ!!
「おまえの醜い銃で撃たれるのは嫌だ」「僕の大事な銃でおまえを撃って醜い死体を造るのも嫌だ」「死にたいなら自分で勝手に死ね」
「綺麗な顔して どうしてそんなに口が……」
ふ、と笑った滝沢、薪さんの鼻と口を押さえます。息が出来ずにもがく薪さん。
「だが力ではかなわない」
一応訓練されている滝沢ですからね、でも首を絞めるとかじゃなくて、鼻口を塞ぐって…。
(さん まきさん)
貝沼の手が伸び、滝沢の手から力が抜けます。咳き込む薪さん。きゃー、可哀想だけど、萌える〜!<鬼畜。
滝沢、混乱し始めます。
(どうしたい… ころしたいのか? いや むしろ むしろ)
どひゃー、ここで貝沼が出てこようとは。しかしある意味、薪さんを救ってる??「むしろ」の続きは、「ころしたいのか?」だから、「ころされたい」になるんでしょうね…。嫌ですねえ、みんなして殺されたい、殺されたいって。貝沼の呪いって、自分が死にたくなるのでしょうか。滝沢、まだ病気治ってないようだよ?再入院すれば?

滝沢が薪さんの髪と頭を包み込むように触れ、顔を近付けて囁きます。
「あの世にいったら 鈴木に教えてやりな 3年前 鈴木を殺したのはおまえじゃない 俺だ」
ええーっ!薪さんの目も見開かれます。
「あの日 おまえの銃に細工して渡した」
何と、薪さんが夢に見ていたあの「銃?必要ない」ってのは、本当にあったことでした。そして手渡しているのは滝沢。何でおまえが薪さんの銃を持っているんだよ?管理はどうなってるんだ?
「薪 あの日だけ おまえの銃を分解して あらかじめ銃身だけ加工した物に替えておいた」
内部の加工だけなので外見からは分からず、弾丸がホップするようにしてあったそうです。つまり、脚(膝頭)を狙うと喉元あるいは胸元に当たる計算。
「もちろん 外れる可能性の方が高かった」「驚いたよ 本当に正確なんだな おまえ」
そっかあ、薪さんは心臓を狙った訳じゃなかったんですね。脅かすために脚を狙ったら、それがホップして心臓にジャストミートと。うう、薪さん、名手なら、腕か手を狙えば良かったのに…。
でも…そうですか、薪さんは故意に殺そうとしなかった、でも心臓に当たって殺してしまった。動揺して手が震え、目標がずれたのか、自分のせいだ、とでも思っていたのでしょうか。だから尚更熱心に射撃の練習を?鈴木さんの霊が出てきて怯えていたのは、自分が悪いと思っていたせいですかね。
「完全犯罪だ」「何故? ジャマだったんだよ あいつ ただの爽やかイケメンならよかったのに」
イケメンなんだ!しかも爽やか。良かったね〜、鈴木さん。
「人懐こい振りをして実は人一倍猜疑心が強くて 人の事調べてまわって根掘り葉掘り… 平凡な割にやたら勘だけはいいし」
あら?薪さんの言うように、鈴木さんは滝沢のことを信頼していた、訳ではなかったのですね?猜疑心が強くて、しつこくて、勘が良い…それは薪さんを守るためだったからだ!と思いたい。
「『カニバリズム事件』にまで首を突っ込んで来た」「しかも上官に『これは公開すべき映像だ』」「等と直訴しやがった その上官が俺を『第九』に 潜入させた張本人とも知らずーーー」
上官=黒幕と。で、誰なんですか、結局?
(鈴木)
ああ、薪さんの想い出の中の鈴木さんが…素敵過ぎる。でも出来れば新しい絵が欲しかったなあ。
「上官に鈴木を排斥するように命じられて」「時期を窺ってる時に貝沼事件が起きた」「日に日におまえも鈴木も弱っていって…」
薪さんの手が銃に伸びます。
「でも あの日」「あの日は オレの中で何もかもがうまくいった生涯最高の日だった」
ガッ
飛び起きた薪さん、滝沢を跳ね飛ばし、銃を向けます。歪んだ笑みを見せているかのような滝沢。薪さんに殺されたくて、こんな話をしたのですね。

ガーン ガーン ガーン
公園に銃声が響きます。えっと、結構人がいるんですが…建物はこんな近くに建っているのでしょうか?
(薪さん)
青ざめる青木、立ち入り禁止の札を蹴散らして建物内に入ります。シュッと自動ドアが開き、目の前に立っていたのはハゲ。先回りされてるやん!ハゲの左手が挙がり、青木に攻撃を…。

その時、SATが突入を開始しました。でも、でも、彼等は仙台にいませんよね?

(どうしたい どうしたい? ころしたい? いいや いいや むしろ むしろ)

次号に続く。

だーっ、銃声は何?青木はどうなるーっ?
青木の夢からすると、薪さんが滝沢を撃った、になると思うし、あの勢いでは薪さんが発砲したのも間違いないと思いますが、ここで薪さんが滝沢を殺してしまっては、岡部さんや青木の思いが台無しです。なので、発砲はしたけれど、滝沢には当てていない、殺してなんかやるもんか、に一票。となると滝沢はどうやって死ぬのでしょう。自殺?滝沢の絶命に慌てた薪さんが駆け寄ったところに青木が来て、青木の夢状態?でも薪さん、青木に銃を向けてるんですよね…何故、青木に?それくらいパニックすることがあった?最後は貝沼が持っていきそうな気がします。あるいは、後ろにハゲがいたとか?
青木とハゲの一騎打ちは、ここで青木が伸されちゃうと、お前、何しに来たんだ?になってしまうので、何とかかわすと思うのですが…でも、ハゲ、しつこそうですよね。青木がハゲを殺すことなく、やっつけるなんて出来るでしょうか?というか、青木は銃は持ってないんですよね?うーん、形勢不利だなあ。
薪さん、青木、滝沢、ハゲの四つ巴になるのは間違いなさそうですが、死ぬのは1人?2人?ああー、誰か、教えてっ。

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2012年01月02日

雑誌『メロディ』感想 : 2012年02月号-2

『秘密2010 END GAME ACT.8』感想です。
※単行本派の方は激しくネタバレなのでご注意下さい。

Melody (メロディ) 2012年 02月号 [雑誌]

セキュリティカード?を通し、薪さんと滝沢が建物の中に入りました。この情報、どこかで管理しているのかしら。
「これは…」
機器も全て装備されている様子に、滝沢が驚きます。ただの箱じゃなかったのね…。
「全国8か所に造られた『第九』の管区本部だ」
薪さんが説明します。推進派が反対派を押さえ込み、血税を注ぎ込んで造られたここは、建物のデザインが十字形になっています。
「おかげで ここは まるで巨大な墓石だ」
亡くなった部下を思い出す薪さん…しかし滝沢は違うことを考えていたようです。薪さんの襟を掴み、ジャケットの中に手を…隠し持っていた銃を冷静に取り出しました。青ざめる薪さん、想定外だったようです。
「今日は撃ち合いじゃなくて 『レベル5』のデータの受け渡しの筈だろう?」
しかし薪さん、もう冷静です。滝沢っ、薪さんを放せ、服が乱れる!
「しかし こんな銃では仕損じる」
滝沢が自分の胸元から銃を取り出し、薪さんの頭に銃口を当てます。
「おまえの頭蓋骨を吹き飛ばすには このくらいの銃でないと」
睨み返す薪さん。カッコイイ…。
「『レベル5』のデータと『レベル4』の鈴木のデータ そして お前の脳を ここへ それら総てをここで『消去』したら それで総てが終わる」
あら、こいつもデータを抹消したい派でしたか。ではハゲと目的が一緒ですね。黒幕は同じ人物でしょうか。てっきり敵対しているグループかと思ったのですが…。データを取り出したい派ってのは、いなかったのかな?
薪さん、顔は滝沢に向けたまま、ポケットから2枚のデータチップを取り出し、横の機器の上に置きます。ドヤ顔です。おおー、MRIのデータってこんな形だったんですね。デジカメのメモリーカードより、ちょっと大きい感じ?私は何となくフロッピーディスクみたいのを想像していました。

場面代わり、制圧班、技術支援班が現場に到着しました。建物内部のモニターをチェックしています。
「薪警視正の他にもう一名 生命反応が見られますが これは…」
「発砲してかまわない」
「…え…」
確認無しですか!
「同行の男は民間人ではない」「ただし現場保存は徹底しろ」「警備部 部長からの通達だ」
「りょ… 了解!」
警備部部長って誰ですか?黒幕の一味?ところで、彼等は薪さん達のいる仙台ではなく、愛知にいるはずですが、この生命反応は誰でしょう?全然関係無い人が犠牲になったりは…しないですよね?人間ではないダミーなのかな??

場面戻り、滝沢がデータの確認を行っています。モニターが次々に点灯します。
「そんなにいちいち全部確認しなくても それが唯一のオリジナルだ コピーも無い おまえ もっと人を信用した方がいい」
薪さんに背を向け、作業している滝沢。薪さんも超リラックスしているし、さっきまで銃を突きつけられていたとは思えませんね。
「出るぞ」
大画面に映された画に、滝沢は見入り、驚きの表情を見せます。手には思わず力が。それを見た薪さん、意外に思ったのでしょうか、じっと見つめています。本当、滝沢ってすぐに顔に出ますよね。滝沢に取ってこの画は、予想はしていたけれどショックなことだったのでしょうか。
「確かに『カニバリズム事件』だ… コピーをとった跡もない」
これがカニバリズム?指輪をしている男の人が椅子の上で手を縛られて殺されているヤツですが。あ、カニバリズムの少年の画がこれで、カニバリズム自体は関係ないんでしたっけか。ついカニバリズム=人喰いシーンがあるのかと思ってしまいます。
ここでウイグル語で滝沢に話しかける薪さん。
「どうした? ちゃんと発音はあってただろう?」
この薪さんの笑顔が、なんか可愛いっ♪
「”何故 この任務を引き受けた?”」「このオリジナルデータを処分すると チメンザールの民主化が50年遅れる いいのか それで」「お前が今すべき事は」「この忌まわしい事実を公開して 国内外の人々に真実を…」
薪さんの真剣な問いかけを、滝沢は莫迦にして笑います。
「現実の残酷さや人間の醜さを誰よりも見て知ってるくせにーーーー時々 何も知らない子供みたいに甘ったるい事を真顔で言うよな」「そんなだから 貝沼やら青木やらの夢想家に神様みたいに崇拝されて自滅しちゃうんだよ」
貝沼と青木を一緒にされたw…青木が聞いたら怒るでしょうね。それに薪さんは自滅してないですから。あんたと違って正しい道を知っているんですよ。
カチ
固まってる薪さん。滝沢がデータチップを取り出します。
「俺は俺の役割を果たす」「それだけだ そこに俺個人の意志は含まれない」「組織の中でそれぞれが勝手な主義主張で動いたらどうなる?」
そう言いながら、チップをへし折り始めました。
「よせ… 滝沢… データはそれだけ…」
そして左手で銃口を薪さんに向けます。んん?左利き?さっきは右手でしたよね。もしや両利き?
「今のおまえがいい例だ」「おまえが総てを捧げてきた愛する日本の警察は今お前を殺そうと躍起じゃないか」
「全員がそうじゃない… …データを壊すな…っ」「よせ」
ビキッ
滝沢の手でチップは粉々になりました。
「甘ったるい」
もう1つのデータは?鈴木さんの脳はどうなったのでしょう?

「岡部さん!」
第九で、宇野が大声を出しました。
「ーーおい もっと声をおとせ」
「見て下さい これ」
匿名の政府・企業等機密情報の映像専門の告発・公開サイトに、ある画が数分前に投稿され、異常にアクセスが伸びています。
「な 何だ これ…っ 何でMRI映像が告発サイトに…?」
「声でかいんですけどっ」
冷静にさっきの仕返しをする宇野、可笑しすぎるっ。

RRRRR
「これは一体どうなっている!! 滝沢は…SATは何をやっている」
おお、これは黒幕の部屋らしいです。滝沢とSATを指示したのは同じ人物ですか?えっと…ハゲは?あれ、こいつは滝沢とSATが同じ場所にいると思っているようですね。滝沢は場所を連絡していないのかな?
「もう遅い」「世界中にこの画が配信されて…っ」

第九に戻ります。
「岡部さん コレ… この殺され方 もしかして…」
「わかってる」
日時の落書き、手首の紐の縛り方。
(この死体の 殺された人物の 顔 ーーーーーーこの顔ーーーーーー)
ついに顔が明らかになりました!長かったわ〜〜〜。

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2011年12月30日

雑誌『メロディ』感想 : 2012年02月号-1

『秘密2010 END GAME ACT.8』感想です。※単行本派の方は激しくネタバレなのでご注意下さい。

Melody (メロディ) 2012年 02月号 [雑誌]

見開き巻頭カラーです。そして前のページには、文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞のお知らせが。そうですよね、やっぱりこれくらい割きますよね。そしてここに気になるお言葉。
「第九」編本編の最終エピソード「END GAME」は、今回を入れてあと3回!!
えーと?これって『秘密』は終わらないってことですか?あと2回したら、番外編の『秘密』が始まるってことでしょうか。それとも第九が舞台でない『秘密』が始まるのですか?例えばアメリカ編とか?第九に居られなくなった薪さんが今度はアメリカを舞台に大活躍?それとももう薪さんは出てこない?うーん…また新たなる謎が。
でも、前号でお休みした訳は分かりました。3号分まとめてのネームを作るためだったのですね。ラストを思う存分描こうと思ったら、3号分になってしまったのかも知れませんが。いずれにせよ、しっかり見届けさせて戴きます!

タイトルページは見開きカラー。横たわった薪さんが自分を抱きしめるように腕をクロス、手首にはほどけたロープが巻かれ、手元には銃。そして頭に銃を突きつけられていますが、表情に緊迫感は無く、うっとりとした感じです。周りには小さな可愛いお花があふれ、何とも意味深。最近の薪さん、寝っ転がって近くに銃、ってイラストが多いような…。10巻の表紙がそうだから、そう思うのかな。

さて、本編。
青木が建物の中に入ると、そこには血だらけの薪さんが。足下には死んでいる男。薪さんは青木に銃を向けます。
うわー、薪さん。驚いて青木を見つめるアップが、超美しい…。
ガタン!!
はい、青木の夢でした。新幹線の中で眠っていたようです。青木の夢がクリアになってきましたね。

RRRRR
第九にいる岡部さんに「恵比寿事件」の目撃者から電話があり、直々にということなので、一人で室長室に入ります。
「……」「青木か?」
さすが岡部さん。青木、新幹線からの乗り継ぎで、駅の公衆電話からです。
「宇野さんに言われた通り 携帯はロッカーに入れて 尾行は撒きました」
やっぱり尾行がいたんだ!で、でも、本当に撒けたの?尾行が誰か分かったのかな。
「手短かに言う 警視庁警備部のSATが動いた」
ああ、2人はちゃんと協力しているんですね。青木が一人で突っ走っているんじゃないんだ。それだけでもホッとします。
「この展開は我々の想定外だ 薪さんももちろん知らない」「青木 これは囮捜査だった」
初めて明かされる捜査の内容。知っているのは一部の幹部と、第九では岡部さん、今井、宇野さんだけ。薪さんは警察内部にいる黒幕をあぶり出すため、自ら囮捜査を計画、立件出来る証拠を掴む事が目的だったのです。薪さんの暴走じゃなかったんだ〜。じゃあ、その一部の幹部、薪さんを助けて下さいよっ!まさか黒幕と被ってたり、しないでしょうね。
「だが 薪さんから 連絡が無い…!」「薪さんは今 滝沢と接触している筈だ」「だが薪さんも滝沢も定時に指定された場所に姿を現さない」「薪さんはカメラを装着し 随時 画像を『第九』に送信して来る筈だったが これも外して行方をくらませたままだ」
あら?ということは、どこにいるか分かっていない?薪さんは指定された場所で会う気なんて無かった訳ですね。やはり単独行動?!危険ーっ。
「どうして あの薪さんが囮捜査なんて無茶を……」
は?じゃあ、他に誰が出来るって言うんだい?
「知ってて何故 止められなかったんですか」「もし薪さんに何かあったらーーー」
岡部さんを責めるなよ、青木…。
「おまえの家族が犠牲になってーーー婚約も解消して おまえが苦しんでいるから だからだ だから あの人はこんな無茶を」
バン 思い切り机を叩き、ガチャーンと何か割れた音がします。
青木、言葉がありません。自分のせい…?いや、まあ、でも、相手が青木じゃなくても薪さんはそうしたと思いますけどね。部下思いですから。あれ、そう言えば、結局、お姉さん夫婦は薪さんへの嫌がらせの一環で殺されたって、青木は分かったのかな?
「連中は地方自治体の警察権を侵害してでも薪さんを射殺するハラだ 『逮捕』なしにだ」
部屋の外では連中の一味?が音に怪しみ、岡部さんに声を掛けます。岡部さんには聞こえません。
「薪さんはもう 『第九』に戻らないつもりかもしれん」
部屋に入ろうとする男を、今井が停めます。
「無断でこの部屋に入る事や捜査中のMRI等の閲覧は 独立した捜査機関に対する越権行為にあたります」「あなた方もひかえて下さい」
「何…」
とムッとした男を、ガタンと立ち上がった第九メンバーが無言で取り囲みます。山本もいるよ〜、良いな、第九!男は沈黙…。
「青木 SATが 他の捜査員が薪さんを射殺して『秘密』を封じ込めようとする前にお前が止めろ」
青木!責任重大!!寝てる場合じゃないよ。まあ、緊張で疲れたんだろうけれど。
「薪さんがふたたび人を殺してしまわないように 『第九』に戻れなくならないように 青木 おまえがあの人を止めるんだ!」
(もし こんど 人を殺したら あの人は あの人は)
「青木!」
岡部さん、心からの叫び。立場上、青木に託すしか無いですものね。今は青木が飛び出して良かったと思っているのかも。そして、青木はーーー
(どんどんリアルになっていくあの夢で 薪さんの足元に転がっている死体は ーーーあれは あの顔は)
滝沢…なんだろうなあ、やっぱり。どうも引っかけ無しで夢がそのまま本当のこと、みたいな展開なので、ここまでハッキリと描かれている夢…背景もそのまんまだし…そういうことなんでしょうねえ。

***

短めですが、時間切れなのでここで切ります。

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